【日時】平成23年6月9日(木)12:00~13:00
【場所】衆議院第1議員会館地下1階第1会議室
【出席者】相馬救援隊 相馬行胤氏
東京農業大学農学部教授 林良博氏
(有)エム牧場 代表取締役社長 村田淳氏
APF通信 山路徹氏
獣医師 今本成樹氏
国会議員は15名参加。主催は高邑議員。
取材陣は共同通信社、フジテレビ、朝日新聞他。
議員から動物を生かすための積極的意見がでていました。
二次補正予算に組み込まれるような話も。やっと命の救出が始まると感じました。
ファーム・サンクチュアリ構想は動物福祉を大切にしながら長期に観察するのですが、実験動物と誤解されることもあるようです。命を何とか救えるように、救う手立てを考え続け行動しています。
◆司会進行 獣医師 今本氏より
被災動物に対して何かできることは?20km圏内で飼育すること。
命を守りたい。命を救おう。教育の場を提供。
◆APF通信山路氏
20Km圏内にて保護活動を行った。20kmで撮影された映像が流された。
飼われていたペットたちが寄ってくる。
放たれた牛や馬や豚たちは無法地帯で生きていたがある牛舎の中には牛の骨だけになった死骸があった。近くの豚が弱っている牛たちを食べたのではないか?
◆エム牧場 村田氏
7つある牧場の内4つは20km圏内である。
牧草はまだあるが、冬に向けて牧草作りが必要。
330頭殺処分の対象となったが経済的価値がないから殺していいのか?
殺すことはできない。
◆相馬行胤氏
3月11日以降4.5回相馬に物資調達で入った。
牛・豚・犬・猫残っている命のために何かできないか?
一冬超えて命をつなぐ。
相馬救援隊はNPO法人申請中→7月認定中
◆城島議員より
5月4日20km圏内へ。命を救うことは人も動物も同じ
軌道に乗せて党派は関係ない。国家の尊厳。国としてはずかしい。
◆林教授より
世界で必要な科学データを残す。社会福祉の道。(家畜管理学)
必要頭数にGPSを装着して日常的に家畜の放たれてからの行動を管理する。
エム牧場で適正管理を保つこと。施設は電気、井戸水、水道も確保できないため修復作業が必要。
◆南相馬市岡部様より
家畜を慈しみ育ててきた農家に餓死か安楽死以外のもうひとつの選択肢を提示し生かす道を、希望につながる道をつくることができるのが『ファーム・サンクチュアリ構想』です。
ファーム・サンクチュアリのもう一つの意味として『20㎞圏内の閉ざされた世界で死んでしまったすべての生き物の鎮魂に、苦悩し続けた農家のこころを癒す安らぎの場に、そして『原子力災害』が、どれほど生き物を傷つけるものであるかを風化させない記録を続けるためにも大切な場所に』土壌を浄化する効果がある菜種やひまわりなどをたくさん植えて花々が咲き乱れる美しい場所にしたいと考えています。
◆相馬救援隊「Save Animals Project」より
これまで、今後の長期的な支援活動に向けた検討を行ってまいりました。その一環としてこのたび、「Save Animals Project」と題して、被災動物の保護を目的とする「ファーム・サンクチュアリ構想」に賛同し、警戒区域内に取り残された動物たちの命を救うとともに動物の保護を実践している農家を応援していきます。
具体的には、保護に必要な経費(餌代や運搬費、柵の補修代等)を該当する農家に直接支援したいと考えています。
動物救済にご協力いただける方は、ご連絡いただければ幸いです。
なお、趣旨にご賛同いただき、寄付によるご支援を頂ける方は下記までよろしくお願いいたします。
[相馬救援隊:募金口座]
銀行名:帯広信用金庫
支店名:大樹(タイキ)支店
口座:普通1103991
口座名:相馬救援隊(ソウマキュウエンタイ)
【APF News】 「20km圏内の畜産農家からのヒアリング及び今後の生存家畜の保護活動について」 報告会
http://www.apfnews.com/whatsnew/2011/06/apf_news_20km.html