Aチームは、現地ボランティアのOさんと一緒に活動を始めました。
このときOさんから死んで行く鶏がいるという話を聞き、すぐ、鶏、救助に切り替えました。
鶏小屋は、行って見ると、卵を産ませるためではなく鶏が自由に歩ける小屋で、中を見ると床に鶏の糞が散乱して、卵が転がり、死んで倒れた鶏がいて、隅には、死んだ鶏が頭と足を突き出して詰め込まれた段ボール箱が置いてありました。ふと見ると、向こうに大きな鳥が動き、よく見ると七面鳥でした。
Sさんの再度の大活躍はここからです。
七面鳥を捕まえてケージに入れ、Oさんも参加して鶏を捕まえ、全部で十数羽を捕まえました。
これで全部と思ってふと見ると、物陰にまだ動いています。
そこから、鶏を追い込みSさんが掴み上げ、鶏を追い込み、Oさんが掴み上げ、捕まえました。
こんなことで、全部で22羽を捕まえました。
Sさんがいなければ鶏を捕まえることはできません。ましてや、七面鳥までです。
ここからが、大変でした。少しでも隙間を確保して、帰りの数時間を楽にさせたいと思い、大型のケージを組み立てましたが車の中に全部入りきりません。解体して再びセットし直して鶏を入れ、車に入れようとしましたが、重くて、3人がかりでも持ち上げられません。
そこにパトカーが来ました。
お巡りさん助けて!思わず叫び、パトカーも不審に思って近づいてきました。
身分を示して事情を話し手助けを頼みました。ケージを積み込み、Oさんと別れて、やっと車を走らせることが出来ました。
残された時間はすでにありません。スクリーニングに間に合わせなければなりません。
出発です。
府中の是政まで運びました。鶏は府中から千葉に運ばれることになっています。