避難所訪問の後、福島被災動物を保護しているシェルター見学に向かいました。
場所はゴルフ場に向かう山の中でなので、周りには民家はありません。
ただし、水道、電気はなし。
水は毎朝、ポリタンクに汲んだものをボランティアさんが届けてくれるそうです。
こちらで、保護されているのは、飼い主さんから預かった約15頭。
3ヶ月の期限という事で預かっているそうですが、実際は3ヶ月で戻せるどうかわかりませんとの事で、その際には延長もあるそうです。
ここで働いていたスタッフさんは女性2名。
泥だらけになりながら、1頭1頭にしっかり愛情を注ぎながらお世話していました。
大型犬も多く、かなり体力のいる仕事です。
他は有償のボランティアさんにお願いしているそうですが、がれき撤去などのボランティアが優先となってしまうので、やはり人員不足は悩みだそうです。
建物は鉄パイプを組んだもので、1頭ずつスペースが区切られています。
1頭あたりの広さはだいたい縦3m、奥行き3m、高さ3mで、その中に犬小屋が設置されています。
隣同士、目線が隠せるようになっているので、他の犬の声は聞こえますが、とても落ち着いた様子で過ごしていました。
地面は土の上に、熊本の協力者から送られたという火山灰?とじゃりを敷いたものになっていましたが、とてもさらっとしていて、においもほとんど感じませんでした。
飼い主のいる犬ということで、みんな落ち着いていてとてもいい表情でした。
スタッフさんの献身的なお世話の賜物だと思います。
飼い主さんで、毎日お散歩にきてくれる人もいるそうです。