強く美しい、ピアノの調べとともに、流れるような語り口で、故郷いわきでの戦時中の体験、防空壕の恐怖、抱きしめてくれていた母のぬくもりなど、幼少期のことをお話し下さいました。
「藤棚の下にわたしはねむる」のやさしい旋律にうっとり。
地域猫に理解あるお妹さん(オペラ歌手・一ノ関佑子氏)の、故郷のうたが胸にしみわたりました。
パルマ歌劇場でオペラの指揮をされたときのご苦労や喜びも、語ってくださいました。
音程がずれたらブーイング、拍手をする手を舞台が気に入らない隣の人が押さえるなど、ヴェルディを育んだ北イタリアの厳しい聴衆を前にしたご苦労にも触れられました。様々な体験や失敗が、指揮者・小林研一郎さんの糧となったのですね。
バイオリニストの大谷康子さんは、チャルダッシュを奏でながら会場を練り歩く大サービスでした!
拍手の嵐のなか、観客と一体となったすばらしい2時間が幕を閉じました。
コバケン・コンサート
「指揮者 小林研一郎 夢を語る」
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第一部:心にひびく愛の調べ
第二部:小林研一郎の世界
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日時:11月9日(土)13時半開場、14時開演
場所:つくば市立市民ホールくきざき
入場料2500円 (チケットご希望者はANJ事務局まで)
後援:つくば市、つくば市・土浦市・牛久市教育委員会他
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炎の指揮者「コバケン」こと小林研一郎氏、オペラ歌手の一ノ関佑子氏、バイオリニスト大谷康子氏のコンサートが開催されます。
http://www.youtube.com/watch?v=ldpZKmBGr8M
http://www.youtube.com/watch?v=jixuwbThWhY
一ノ関佑子氏は小林研一郎氏の妹さんで、愛猫家であり、ご自宅に来る野良猫のTNRにANJ事務局も協力をしております。
福島県いわきご出身の兄妹でのジョイントコンサートです。
コバケンが第九を語ります。
ANJでは、被災地そして野良猫の保護活動につながるこのコンサートを応援します。