残念なことに、小さな無抵抗の犬や猫に虐待行為を行う残虐な人々が存在するのは事実です。
このボランティア活動を通して、虐待により命を落としたり、腕や足を切られたり、折られたり、
毒を飲まされて殺される動物が少なくないことがわかりました。
TNRでリリースをした猫が次々と殺されることもありました。
可愛がっていた地域猫のミケが、人為的につぶされて死んでいたこともありました。
保護したら、両腕が切断されている犬もいました。
大工さんの知り合いのハンターは、獲物をとってこなかったからと癇癪を起こし、
飼っていた猟犬を森の奥の木にぶらさげたまま帰ってきたよ、と誇らしげに話したそうです。
シェルターの近所では、数年前に3匹の犬が殺されて、鉄棒にぶらさがげられていたそうです。
人の心の闇は、私たちにはどうすることもできません。
カウンセラー、精神科医。。。おそらく神様にしか。
そして、犯罪者を罰するには、法律があります。
<動物愛護法より>
虐待は、大半はひっそりと行われるので、表に出ることもそうはありません。
しかし、虐待行為はエスカレートします。
小さな芽のうちに、社会が、地域が、それをきちんととりあげ、適切な対応を行い、
大きな事件に発展しないよう、見守りと更生をしなければなりません。
告発するには、時効になる前に手を打たねばなりません。
それには写真や診断書などの証拠、証言が重要になってきます。
疑ったらまず病院へ。もう遺体になっていれば病理に出し、埋める前に獣医さんへ。
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残念なことですが、私たちが動くにあたって、さまざまな障害が立ちはだかります。
行政は消極的で、本来動くべき職員が「たかが犬猫」という意識のままでいます。
刑事司法も動物犯罪についての規定が機能不全状態で、行政に期待することは難しいです。
また、学校組織は事件を隠ぺいしがちなので、こちらが写真や証拠物件をお渡しし、
事実をどんなに訴えても、虐待者の言い分を通させようとします。
不祥事を出すことをおそれるからです。
児童相談所でも、おどろいたことに「動物の虐待はうちでは扱っておりません」と言われますし、
動物指導センターは法律の縛りがあり行政は何もできない、警察へ訴えてほしいと、
受理してもらえませんでしたし、役所も学校への提言だけで終っています。
本来動かねばならない組織が、機能していないという現実があります。
法改正の付帯決議では、愛護推進員が「不適切飼養等の事案に積極的に関与する」とされましたが、
愛護推進員は立候補制で、実際は現場で動かれない愛護推進員さんも多く、
啓発チラシ配布がメインとなる活動のようで、このような虐待に対応して
いっしょに保護や交渉に動いて下さる方はなかなかおられません。
警察がいっしょに動いてくれたらなあと思うのですが、
「これは虐待ではありません」と個人の感覚で判断されて、邪魔をされても困ります。
今年の1月6日に、アニマルポリス・ホットラインが兵庫県警にできましたが、
動物の保護やレスキューに積極的に動いてくださるかとの期待が大きかった分、
結局はもちろん限界があるようで。。。
でも先進的な取り組みは評価し、今後に期待をしたいです。
結局、私たち民間のボランティアが、捨て身で現場に駆けつけてレスキューするしかないのです。
命に間に合うためには。
警察も行政も、訴えたって、動かないための言い訳を聞かされ、結局動いてくださらなければ、
もう時間との勝負ですので、こっちはお尻に火が付いた思いで、独自に動くしかないのです。
もう、命がけです。
そして、あげくのはてに警察に訴えられても、私たちを護る法律も不十分です。
飼い主の所有権の権利は、日本ではとても大きいからです。
「うちの飼い犬をどうしようと勝手だろう」
でも、あなたの犬である前に、犬猫は、法律で守られた愛護動物なのです。
とにかく、虐待情報があれば、私たちは証人から話を聞き、写真などの証拠を集め、
動物の保護と病院搬送、被疑者の特定を試みます。
動物の遺棄・虐待防止ポスター
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/poster04.pdf
(環境省外部サイトよりダウンロードできます。)
これを印刷して、虐待のあった地区や住民に配布します。
町内会長、周辺の学校、(薬の使用には)保健所、市役所に連絡します。
警察にはパトロールをお願いします。
そして、最近あった、虐待情報に対応しつつあります。
とある駐車場。
猫の世話をする住民と、猫の嫌いな人とのトラブルの果てに、今年の夏に数匹が泡を吹いて亡くなりました。
また、2~3年前、餌やりさんがいなくなった猫を探していたら、おれの家に取りに来い、と言われ、
行ってみたら、すり鉢でつぶされて殺されていた、と。
この事件の時効は3年。
間に合うかな。
間に合わせなければ。
間に合わなくても、この男は別の虐待を繰り返しているはず。
この場所にいるなつっこい親子を新会員Hさんが保護されました。
そして、こまちさんの里親会で新たな飼い主さんが決まり、ちゃまめさんとHさんで譲渡してきました。
人馴れしている猫が虐待の対象にされます。
(だから私たちはいつも地域猫は人馴れさせないよう気を付けています。)
子猫のほうは、腕を折られていました。何度も。
獣医さんの診断により、それがわかりました。
車にひかれたわけでもないのに、腕の、何度も同じ場所を
折られるなんて、不自然でしょう。
虐待の可能性がありますと言われました。
まだ治療中ですが、早々里親会で家族決定。
おめでとうね。
(右はママ、左は子ども)
この親子をやった犯人は、きっとすり鉢の猫殺害事件と同じ人だろう。
ぜったいに追求します。
間に合わなかった、すり鉢の子。
合掌。
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愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます。
動物虐待とは、動物を不必要に苦しめる行為のことをいい、正当な理由なく動物を殺したり傷つけたりする積極的な行為だけでなく、必要な世話を怠ったりケガや病気の治療をせずに放置したり、充分な餌や水を与えないなど、いわゆるネグレクトと呼ばれる行為も含まれます。
なお、食用にしたり、治る見込みのない病気やけがで動物がひどく苦しんでいるときなど、正当な理由で動物を殺すことは虐待ではありませんが、その場合でもできる限り苦痛を与えない方法をとらなければなりません。
動物の飼い主の責任には、動物を正しく飼い、愛情を持って扱うことだけでなく、最後まできちんと飼うことも含まれます。飼えないからと動物を捨てることは、動物を危険にさらし、飢えや乾きなどの苦痛を与えるばかりでなく、近隣住民にも多大な迷惑になります。また、近年は、日本の自然に生息していなかった外来生物が野外に放たれ、それによる農業被害や生態系破壊が大きな社会問題になっています。
動物の愛護および管理にかんする法律
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S48/S48HO105.html
ところで、地域猫・TNRを妨害する障害のひとつに、「餌をやるな」の声があります。
TNRの推進に、給餌は欠かせません。
手術をするには、決まった時間に餌を与え、猫たちが集まりやすくしなければ
捕まえることができません。餌を与えずには猫をおびき寄せることはできません。
そして、そもそも野良猫に、餌を与えないことは、虐待になります。
動物愛護法に反する犯罪行為です。
野良猫に餌やるな、を国や行政が掲げるならば、国民に虐待行為を推奨していることになります。
これは、愛護動物に対する虐待であり、犯罪です。
国・行政をあげての虐待を許してはなりません。
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この団体の顧問弁護士様に (日曜日, 04 1月 2015 23:40)
一刻も早くここと永久に契約を切ることを強く勧告します。あなたの歩むべき人生は畜生とは区別されるべきだからです。
デカルト:「動物は道具である。ゆえに人間はこれをどのように扱っても良い」
あと、不作為犯/不作為による不法行為というのは、作為のそれより遙かに立証が難しいことをご存じですか?
まや (木曜日, 13 7月 2017 09:25)
パンティーマニアなお座敷シューター#拡散希望
こいつの動画はyotubeに載っています。
ですが再生してしまうとこいつが付け上がるだけです。動画を画像化したのが沢山あります。
この病的サイコパス殺害犯を無期懲役にする為広めてください。お願いします
人間以外の動物を愛す者 (土曜日, 08 6月 2019 10:00)
どんなに小さい生き物だって安全を脅かされる事なく幸せに生きる権利がある!犬や猫や家畜はもちろんの事、爬虫類に至るまで全ての生き物に!!
よく動物虐待をしたら次は人間に被害がおよび兼ねないとか言うが、いいじゃないか!物言えぬ動物たちを惨殺されるくらいなら惨殺する対象が人間に代わればいいじゃないか!!!出来れば同じような動物虐待するようなゲス野郎を何十人も殺してくれ!!弱い動物たちが殺されても法律は軽い刑罰で終わる!!動物だろうが人間だろうが命の重みに代わりない!それなら人間を殺して死刑になればいいじゃないか!死刑だ!死刑だ!動物虐待するゲス野郎は全員死刑!!
フェレットに飼われし者 (金曜日, 30 8月 2019 23:40)
いくら猫嫌いでも殺してしまうのは最低ですね。。
それも猫好きの人に嫌がらせするのに利用したみたい泣
餌をあげていた人辛かったでしょうね。すり鉢の犯人許すまじ。動物を虐待死させたならば人間を殺害した罪と同等の罪を背負って欲しいです。
躾と言って虐待するのも許せない。
いぬねこ (日曜日, 26 4月 2020 08:59)
人間が虐待の被害に合えば必ず犯人は罰せられますが動物の場合は無視されています‼
法律が甘ければ我々が罰する他に方法はありません‼
動物虐待者全員へ天罰が下り不幸一筋の人生でありますように低心から祈りながら同じ目に合わせる方法を探しております‼
もし同じ考えの方々がいらしたら此方にコメント宜しくお願い致します‼
弱い命を護る為,犯罪が繰り返されない為,犯人を野放しにしない為,是非力を合わせましょう‼
動物大好き (日曜日, 20 9月 2020 09:53)
人間だって動物でしょ?
なんで人間殺したら法があるのに、動物殺したのには無いの?
動物だから感情あるんだよ、同じでしょ?
虐待のニュースに毎回心が抉られる、なんとかしたい!
いぬねこさんに賛同します!
動物虐待したら極刑が課される法律を!