ネパールのガディマイ寺院のいけにえ祭りが、残虐性により、国際的な批判を浴び、今年は中止になりました。まず、昨年のニュースから:
http://www.afpbb.com/articles/-/3033239
(APFより 2014.12)
ヒンズー教の祭り、規制でいけにえ10万頭減 ネパール
キャプション表示×ネパールのバリヤプール(Bariyapur)で行われたヒンズー教のガディマイ(Gadhimai)祭りで、刃物を振り上げ水牛の首を切り落とす男性(2014年11月27日撮影)。(c)AFP/ROBERTO SCHMIDT【メディア・報道関係・法人の方】写真購入のお問合せはこちら
【12月3日 AFP】数十万頭という動物のいけにえを捧げることで知られる5年に1度のヒンズー教の祭りが先月末、ネパールで行われたが、今年は隣国インドが動物の輸出を規制したため、いけにえの数が前回の約30万頭から約20万頭へと大幅に減った。
この祭りはインド国境に近いネパールの村、バリヤプール(Bariyapur)で先月28、29日に開催された「ガディマイ祭」。力を象徴するヒンズー教の女神ガディマイ(Gadhimai)に対し5年に1度、水牛やヤギ、ハトなどがいけにえとして捧げられるもので、インドやネパールから250万人ほどの信者が訪れる。前回2009年には推定30万頭の動物が首を切り落とされたり、喉をかき切られたりしていけにえとされた。
この祭りに対し、動物愛護運動家たちからは動物の殺りくを止めるよう圧力が強まっていたが、インドの最高裁判所が今年に入り、この祭りに関連する動物の輸出を禁止。信者たちが水牛やヤギを寺院へ連れて行かないよう、警察に国境を監視させた。
祭りの主催者側によると、このインド政府の規制措置により、今年いけにえとされた動物の数は推定20万頭と前回よりも約10万頭減少した。「インドの裁判所命令により、いけにえのための動物を連れていた多くの信者が国境を越えることができなかった。結果、今回はいけにえの数がかなり減った」という。
一方、動物愛護運動家たちは今回の裁判所の決定を称賛しており、ネパールでの動物の虐殺を禁止させるために圧力をかけ続けていく構えだ。
動物ネパール福祉ネットワーク(Animal
Nepal Welfare Network)のマノジ・ガウタム(Manoj
Gautam)会長はAFPに対し、「私たちの目標は、動物を宗教的ないけにえに用いるのを完全に止めさせることだ。インドでの輸出禁止措置はかなりの効果があったが、ネパール政府にこの野蛮な儀式を止めさせる必要がある」と話した。(c)AFP (2014.12)
■そして、今年の夏、ガディマイ寺院のまつりが、国際的批判を受けて、ついに中止となりました。
http://matome.naver.jp/odai/2143815907535120001
こちらをご覧下さい。
http://www.47news.jp/CN/201507/CN2015072801002232.html
祭りの「いけにえ」中止へ ネパール、愛護団体批判
【ニューデリー共同】ネパール南部バラ地区のヒンズー教ガディマイ寺院で5年に1度行われてきた「いけにえ祭り」について、主催者側は28日、祭りでのいけにえの中止を明らかにした。インド紙などが伝えた。
過去には数十万頭の家畜を殺して神にささげることもあったが、動物愛護団体から「残虐な行為だ」との批判を受けていた。
いけにえ祭りは200年以上の歴史があるとされる。昨年11月に開催された祭りには、ネパールやインドから信者約500万人が来訪。水牛やヤギ、ブタ、ハトなど多数の動物が殺され、死骸が広がる写真がメディアで伝えられていた。
2015/07/28 23:30 【共同通信】
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祭祀のために、命あるものを殺生する行為は、現代では受け入れがたくなっています。
■仏女優ブリジット・バルドーが,ガディマイ祭禁止を求める公開書簡をネパール大統領に送っています:
https://nepalreview.wordpress.com/tag/%E3%82%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%9E%E3%82%A4/
[書簡要旨]
2009年の書簡は無視されたが,私は諦めてはいない。
今年は,総数25万のヤギ,水牛,ブタ,ニワトリ,ハト,アヒル,ネズミが生贄にされる。しかし,ガディマイ女神が,そのような無実の生き物の生贄を喜び,その残虐な暴力と引き替えに繁栄をもたらしてくれるとは,到底信じられない。
古くさい血まみれの残虐な伝統は,ネパールの評判を大きく損なう。廃止すれば,評価は上がる。
ガディマイ祭は金儲けが目的となっており,ネパール政府はそのような祭りを認めるべきではない。この祭りが認められるのなら,「麻薬祭」や「酒祭」でさえ認められることになる。
インド内務省は,ネパールへの不法な動物輸送を禁止した。ヒマーチャルプラデーシュ州でも,動物供犠禁止の判決が出た。インドは,動物保護に向け大きく前進している。
大統領の国ネパールも,残虐な伝統を一掃すべきだ。そうすれば,平和と共生のために立ち上がった大統領として,あなたの名前は後々まで語り継がれるだろう。そして,あなたの国も長く繁栄するだろう
諏訪大社での、生きたままの冬眠カエルを串刺しにする儀式。これは、動物愛護法の「みだりに殺す」にあたる残酷な行為と判断されます。命の軽視、他者の痛みへの想像力の麻痺など、教育上、負の影響を与えるもので、「権威あるものによる、有無を言わせぬ残虐さの象徴」と感じられます。
私どもは、生きたカエルから、人形や所作など、代替品への変更を、切に願ってきました。
しかし、昨年は私たちの重ねての要望も受け入れられず、串刺しは実行されてしまいました。
来年の正月も、諏訪大社上社にて抗議行動を行います。
中止になるまで、あきらめません。
おひとりでも多くの方にご参加頂けますようお願い申し上げます。
ご参加される方は、下記アドレスまで、メールをお願いいたします。当日の流れにつきまして、ご連絡をさし上げます。
fwin5675@nifty.com
ANJ
CAPIN(NPO法人動物愛護を考える茨城県民ネットワーク)
代表 鶴田 真子美
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