ペレちゃんは13歳のおばあちゃん犬です。
熊本地震の夜に飼い主さんは南阿蘇村で被災され、土砂に埋もれたところを救助されました。
長陽体育館の避難所にすぐに運ばれました。
ペレちゃんも一緒に。
でも建物には入れず、飼い主さんはペレちゃんと外に寝ておられました。
4月の末に、廃校になった中学校に、ペット同伴者専用の避難所が出来ました。
長陽体育館からペレちゃん一家はそこに移られ、
パーテーションで仕切られたスペースで生活されていました。
誰かが起きると目が覚めてしまいます。
部屋が同じではどうしても。
5月の20日あたりに、前触れもなく、ほとんど秘密裏にといってもよいくらいに、廃校避難所は閉鎖されました。
それに伴い、となり町の宿泊施設にペット同伴者は受け入れられて、今は落ち着いて、暮らされています。
ペレちゃんはとてもデリケートです。
皮膚も、心も。
元からここはペット連れのリゾート施設ですので、居心地は抜群。
シャワーもあるし、トリミング台もあり、
専用の洗濯機もある。
ドッグランも完備。
でも、こちらには2ヶ月しかいられず、
7月の末には出なければなりません。
ご自宅はもう住めません。
菩提寺のある京都に転居したいと、京都の
公営住宅への入居を望まれています。
京都は、熊本の被災者にたいし、数十の住宅を提供されています。が、ペットの受け入れがどうなるか。
京都の市議会議員の大道先生にご相談しております。
日本中の自治体で、柔軟に、被災者の同伴避難が受け入れられていくようでありますように。
ペレちゃんを見守ってこられた阿蘇市の被災犬猫サポーターのAINSさんから、ペレちゃんのことを相談され、大道先生にお繋ぎしました。
AINS代表の水田さんとは、先月に、阿蘇市の対策本部を訪れて、ペット同伴避難場所の確保を一緒に要望しました。猫の捕獲機をお貸ししたりもあり、被災動物について連絡をとっています。
またご報告致します。