6月4日(土)の朝に、宮崎空港から仔猫8匹と成猫5匹を始発の便に載せ、すぐに九州自動車道を北上し、また熊本、益城を目指しました。
この日、益城の被災猫さんのマイマイちゃんを、水俣の預かりボランティアのM様宅にお届けすることになっていたからです。
まず、マイマイちゃんを、お迎えに。
マイマイちゃんは4.14の地震のあとしばらく姿を見せませんでしたが、数日後に飼い主さんの前に現れて、それ以来、ずっと車のなかに置かれてきました。熱中症が心配でした。
マイマイちゃんは、一ヶ月前に熊本入りをしたとき、益城の惣領の激震エリアにうささんの仕掛けた捕獲機に入ったくうちゃんの、娘にあたります。
くうちゃん(下の歯が出ていたためキバちゃんと呼んでいた)は、全壊の家が並ぶ通りで保護され、飼い主様をさがすため保護をしました。
キバちゃんは水俣の預かりボランティア様宅に託し、医療もしていただき、穏やかに暮らしています。
やがて飼い主様がわかりました。
キバちゃんには娘のマイマイちゃんがいることを聞きました。
2匹と早く暮らしたい飼い主さん。しかし、避難所暮らしではいつ引き取れるかわからないから、譲渡をしてほしいと言われました。
私たちは、絶対に手放してはダメだと説得しました。やはり、飼い主様が最期まで責任を持ち、ともに暮らすことが大事で、安易な放棄のお手伝いはできない、と。
そして、車上生活のマイマイちゃんも水俣にて預かりをお願いできることになり、(土)にともにお届けの運びとなっていました。が、飼い主様に避けられぬご予定ができ、私たちがお届けとなりました。
たかぎなまこさんと、車を走らせ、11時に熊本グランメッセにて飼い主様からマイマイちゃんを受け取りました。
熊本グランメッセからまた高速にて南下、水俣に向かいます。
マイマイちゃん。
水俣のM様宅に到着。
キバちゃんは大切にされて毛並みもよくなり、かわいらしいリボンをつけて大変身、歯の出っ張りは、地震のせいらしい、本当は美人猫。
約2ヶ月ぶりの母子再会。
犬のいっちゃんの暖かなお出迎え。
ありがとうございますm(__)m
またお世話になります。飼い主様は避難所生活ですが、また暮らせるようになる日まで、M様には本当にお世話になります。
預かりボランティア様のお陰で何とか命を繋ぐことができ、飼い主様との再会が果たせ、生活の再建に向けて飼い主様も尽力できます。
熊本県では、仮設住宅の建設が始まろうとしています。そこに入居できるのは一部の方で、乳児や老人や身体障がい者など抱えた要支援のご家庭を優先とする抽選です。
被災ペットたちがどうなるか。
今が大事です。