熊本被災動物支援 最近の動き

●熊本県下の仮設住宅は基本的にペット可となりました。

ただし、室内飼育でケージ飼いが基本、ほかのお宅に迷惑をかけないことが基本となります。

 

*避難所にはさまざまな問題があり、同行避難の形だけはうまくいっているように見えても、実態はそうでないことが見えていました。

対応は自治体によってまちまちでした。

これをまとめてご報告しなければと思いますが、なかなか追いつきません。

 

ANJでは、4月発災以降、熊本県議会(議会事務局の職員さんと調整をしながら)、熊本県の全自治体の役所に、同行避難を求める要望書を出して参りました。

 

●南阿蘇問題

南阿蘇村の立野地区が6月末より避難指示発令で立入ができなくなっていました。

ここは崖崩れがひどく、梅雨の大雨によりさらに危険地帯となっております。

多くの住民は猫を出入り自由にしたまま、大津や高森地区に移住しています。犬を置いている家もあるといいます。

73日に入ったボランティアさんの話ですと、取り残されている猫30匹見かけたというので、

南阿蘇村、熊本県乳肉衛生班に対し、その実情を訴えて、この区域の給餌やTNRをお願いする電話をかけました。住民やボランティアが入れないのであれば、自衛隊や警察、行政職員がパトロールに入るときにあわせて給餌をするなどの対策を、とお話ししました。検討するとのことでしたが、先日、避難指示は解除になり、また自由に出入りはできるようになったもようです。

しかし、住民はほとんど帰らず、猫たちはたくさん残されているのは事実です。

これまで人から餌をもらっている猫はネズミもとれないので、給餌は必要ですが、

TNRをしなければ給餌のみでは増えてしまいますので、現地の熊本市のボランティアさんたちにその要請をしているところです。

野良猫らしき慣れない猫もおります。1匹は捕獲されており空輸できたものもおりますが、頭数が多いので、どこかに移動して譲渡をするより、やはりTNRがよいかと思います。が、リリースのあとのマネージメントは現地のボラさんでなければ無理であり、ボラさんじたいが被災されているので、そこに難しさがあります。

 

ANJ事務局CAPINでは預かり様マッチングなどを行っております。

 

●また、保護譲渡のお手伝いもしています。

 

以下、活動例です。

■熊本地震 被災動物支援 鳥骨鶏の預かり様マッチング

ANJ事務局では、被災犬猫の一時預かり支援を進めております。

今回は命展うささんとの連携で、ニワトリの預かり様を探すことになりました。

福岡にお住まいのG原さまにご相談しましたら、ニワトリの飼育経験はおありとのことで、飼育環境も素晴らしく、広くて清潔なお庭をご提供頂けることになりました。

熊本の嘉島町体育館に避難されている方が、倒壊したご自宅を建て替えられることになり、建つまでの半年のあいだに、飼い鳥の烏骨鶏、ちゅいちゃんの一時預かり様アレンジを依頼されたのでした。優しいご家族にマッチングいたしました。

G
原様、ありがとうございますm(__)

■熊本地震 被災動物支援 猫9匹を羽田空港にお迎え

720日(水)ににゃわんさんから、熊本の猫たち9匹が空輸で羽田に到着しました。

この日に羽田に集まったのは、ビーグル犬あきらの里親様である石岡君、ねこひと会の猫のマリアさんこと中村光子さん、アニマルフレンドシップの宮城さんです。

宮城さんはきじしろ2匹を引き受けられました。

中村光子さんは、成猫2匹と仔猫2匹を連れて帰られました。

皆さんとは、福島警戒区域の被災動物支援活動のなかで、5年前に出会いました。

石岡君も中村さんも、福島にずっと通われています。

被災動物支援のつながりで、全国動物ネットワークが出来ました。それぞれの地域で現場の保護譲渡活動をしながら、私たちは院内勉強会等の法改正にも取り組むことになりました。が、やはり、基本は、現場にあります。

CAPIN で引き取ったのは、この白黒3匹です。

オス、右前肢の外側から2番目の指の爪がはがれて腫れているためパセトミン250mg.1/8投与中。

鼻の横黒、オス、舌の先に潰瘍あり。

オス、体調良好。

みんな、仮ワクチン、本ワクチン、フロントライン、バイコックスを済ませてあるそうです。にゃわんさんお疲れ様です。ありがたいです。

あと、やるべきは、便検査、内部寄生虫駆除、血液検査(felvfiv)、時期がきたら去勢ですね。

3匹は、都内預かり様、K様がお世話をしてくださることになりました。
初めての預かりですが、はちこさんがしっかりフォローして下さっています。

これまでたくさんのセンター引き出し犬や常総野犬の子犬たちが、麻布のはちこさん、相模原のうねうねさん、前田さんのお宅でまず預かられ、育てられ、譲渡されていきました。

6
5日に熊本センターから連れてきた子犬のくまモンちゃんを、はちこさんに託し、ずっと慣らして頂いてきましたが、1.5ヶ月ぶりで再会したら、怖がりだったくまモンちゃんは、抱っこもできるようになり、しっぽをあげて機嫌よくお散歩できるまでになっていました。

たくさんの先輩わんこと一緒に暮らしてきたので、犬社会での修行もバッチリです。

くまモンは、次のステップへ。

はちこさんと待ち合わせ、羽田で受け取りをした仔猫3匹をはちこさんに託し、、はちこさんが、預かり様にお届け下さいました。

私はくまモンを預かり、うねうねさんのお母様のところへ。
ここにも、先輩わんこがいます。
室内飼育で大切にされているゆずちゃんたちに混ざり、しばらくお世話になりながら、譲渡会に参加をします。

こうした地域を超えた動物ボランティアの輪のなかで、着実に、一匹一匹を、家族に繋げていけるように、尽力しています。

お問い合せ

動物ボランディア団体全国民間ネットワーク
全国動物ネットワーク事務局

茨城県つくば市(以下略)

 

〒305-8799

筑波学園支店どめ

 

TEL:090-6112-7179

FAX:029-851-5586

Mail:Fwin5675@nifty.com

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