南阿蘇の被災ペレちゃんのあれからです。
飼い主様ご夫妻は、避難所が閉鎖するにあたり、菩提寺のある京都市の市営住宅に入られ、ペレちゃんは、北山奈津子さんのご紹介で、8月に京都の犬レスキュー保護ボランティアの勧修寺様のお宅に預かりをお願いいたしました。
勧修寺様は、ご夫妻でたくさんのワンちゃんを助けてこられています。
勧修寺様のご主人様が主にペレちゃんのお世話をしてくださっているそうで、ペレちゃんの様子がよくわかるご報告を頂きました。
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我が家に来た当時の写真
我が家でお預かりしたときは立つのもやっとと言うような状態でしたが「ペレちゃん」頑張りました!
体重も11kg~約16kgに増え全体的にふっくらと ひとまわり大きくなったように思います
(獣医さんの話では20kg弱が理想)
毎日の散歩も非常に楽しんで行ってくれてます
ドッグランにも連れて行くのですが思いっきり駆け回るようにもなりました。
※私見ですが、今までやりたかった事 我慢していた事を思い切り楽しんでるように見えます
また毛並みも良くなり まだ薄毛はありますが生えてきました
かかりつけの獣医さんも驚くくらい状態も良くなって来ています
今は減薬をしながら様子を見ている状態です
飼い主様のお話では雷や大きな音に過剰に反応すると言う事でしたが全く動じなくなりました
※体重も増え体力・筋肉がつき自信がついてきたと思われます
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勧修寺様、ペレちゃんのお世話、毎日どんなに大変でしょうか。
毎週ペレちゃんと通院され、お薬を飲ませ、手作りのごはんをあたえ、皮膚のためにやさしいフードをさぐり、アトピーであることをつきとめて下さって、今、ペレちゃんは輝いています。
犬ボランティアさんの知識、経験、それから揺るぎない愛情は、ペレちゃんを元気にし、毎月逢いに訪れる飼い主さんの大きな支えになっています。
ペレちゃんについては、京都のご出身、杉本彩さんの主宰されるEVAさんにもご相談をして参りました。同行避難について、杉本彩さんも、働きかけをして下さっており、大変心強く思います。
京都から、公営住宅における同伴避難が実現すれば、人と動物の共生のために、どんなに大きな一歩となるでしょうか。
ペレちゃん家族を支えるボランティアさんは、杉本彩さん、阿蘇市のAINS水田様や、うささんチームや、宮崎オンブズマンのボランティアさんたちはじめ、多数おられますが、なんといっても毎日寄り添う勧修寺様がキーパーソンです。
勧修寺様、ペレちゃんに、ここまでしてくださり、心から感謝致します。
ペレちゃんが早くまた飼い主さんと暮らせますように。
市営住宅には入れなかったペレちゃん。
あたたかく受け入れられた被災家族の、飼い犬にも理解と配慮がなされるような、あたたかい町、京都であってほしいです。
伴侶動物は、今や家族ですから。