10.26、県北からメール相談がありました。

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近所に野良犬がおり、近隣から苦情が出ています。
まだ小さな子犬です。とはいえ5ヶ月くらい。
どうやら、近くに住む男性が、犬が車にひかれて怪我しているところを保護し、病院に運んだということで、その方も里親をさがしているそうですが、保護したあとに犬は逃げてしまったそうです。

逃げ出したあとはそのまま放し飼いのような状態で、廃屋に住み着いています。

私たちが近づいても、すぐに逃げて隠れてしまいます。捕まえましょう、とその方に何度かいいましたが、まだ、子犬だから仕方ない、などと言い、あまり協力を得られません。

このままでは、車に轢かれるか、病気にかかるか、または、近隣住民により保健所に通報されてしまうかしかないと思います。

まだ、子犬から成犬になるかならないかくらいの時期の子です。

保護したあとは、室内犬が家にいるため、室内は難しいですが、外でなら一時的に我が家で保護することは可能です。里親さんが見つかるまで治療費も払おうと思います(1人、検討してくださっている方がいらっしゃいます)。

しかし、捕まえられないのです。
なんとか、捕まえてちゃんと病院にかけてあげたいのですが、逃げてしまいます。

つけられた首輪は日に日に小さくなっています。
フィラリアも心配です。毎日、その犬に声をかけ、餌をあげていますが、懐いてくれません。

どうにか、救ってあげられないでしょうか？
ご連絡いただけましたら幸いです。

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10.29、犬の捕獲器と、猫の捕獲器二台を積んで、高速で北を目指しました。途中で唐揚げを用意しました。

廃屋と塀の隙間の幅70センチくらいの通路の奥にに子犬が見えました。

首輪が食い込んで見えます。

捕獲器の設置をし、依頼者さんたちと、離れた場所から観察。

しばらくしたら、唐揚げを食べに出てきましたが、すでに近所の皆さんからごはんを貰っていたようで、なかなかつかまりません。

捕獲器の使い方をお伝えし、いったん引き上げたあと、その日の夕方につかまりましたと連絡がありました。

すぐに病院へ運ばれ、首輪をはずし、ハーネスをつけてもらったそうです。
写真を拝見したら、犬はやっとこさつかまって、ほっとした表情でした。

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(Y様より)

お世話になりました。
フィラリアも陰性で、安心しました。
里親様はお名前も考えて引き取りに来てくれて、福ちゃんになりました。
私の職場の人なので、また後日、様子を聞いてみます。
家族全員、これで安心出来ます。
ありがとうございました。

(里親様に抱かれる保護犬ちゃん)

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首が無事で良かった、どうかお幸せに。