犬猫の処分方法を国民に明らかにすべき

保健所、動物愛護センター、動物指導センターほか、飼い主の不明な犬猫を収容する全国の行政関連施設(委託業者含む)に、アンケートをとりました。

 

その内容は、委託業者名、委託費、パルボ等発生状況、処分方法、処分までの扱い(子犬や子猫)、飼育環境(ケージ数、給餌給水、ミルク、保温含む)、公示状況(全頭公示か、飼い主放棄や幼齢犬猫は除外か?)、職員数、ボランティア受け容れ状況等についてです。

 

いま、内容を精査している最中ですが、処分方法について、早急に確認をとらねばならないと思われるのが、筋弛緩剤の使用についてです。

 

回答では、ほとんどがガスかペントでしたが、北海道の保健所では、ほぼ塩化スキサメトニウムまたはサクシンを使用しています。回答では、薬名が明記されていない、または睡眠薬が全頭に投与されているか不明な保健所もあります。

 

塩化スキサメトニウムやサクシンについては、筋弛緩剤であるので、単独使用をしてはならないとの方針が出されています。

 

犬ねこの引取りや殺処分等(資料3)より

 

※ 塩化スキサメトニウム(塩化サクシニルコリン)
筋弛緩薬の一種。死を迎えるまで意識がある筋弛緩薬は、単独では安楽死用薬剤として使用すべきではない。 (出典:動物の処分方法に関する指針の解説)https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/arikata/h16_05/mat04.pdf

 

処分の方法は、OIEほかが基準を定めています。

ガスも、安楽死といえるかどうか、議論があります。私の周囲の獣医師は、現在日本で殺処分に使われるガスは、安楽死ではないと訴えます。

問題なのは、市民の目の届かないところで、私たちの税金を使って、こうした殺処分が行われていることです。

何でもそうですが、真実をまず表に出すことから始まります。

 

行政職員は国民の代行をしているだけです。

何をするのか、本来は、国民が決めるのです。

 

まず、真実を。

この意味でも、ジャーナリズムは本来の役割を果たすべきですが、

この国では機能していないのが明らかだから、私たち国民ひとりひとりが、苦労をしても、情報を得て、監視をしていかねばならないのです。

 

もう、これは、変えていくために、仕方ない道です。

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