スノー預かりボランティア様K様より、ステキな写真が送られて来ました!
スノー!
たくさんお出かけしています。
初夏の海辺、
グリーンフィールドで。
木曜の電話相談。
突然、子猫が庭に2匹現れて、何とか保護したいが、三毛しかつかまらない、と。
1匹だけ残されたのでは死んでしまうから、一緒に保護したほうがいい、と捕獲機をタオルとケージを持って駆けつけました。
先につかまった三毛は毛布とごはんと一緒に捕獲機に入れ、隣にもうひとつ仕掛けました。
しばらくしたら茶猫も入っていたそうです。
2匹とも保護出来ました。
ともにメス、あまりとマカン。
ノミダニ、駆虫駆除など済ませて、
いつも子猫の預かりボランティアさんをして助けて下さるIさん宅へ。
ジャスミンさんご紹介ありがとうございます。
親子猫をつかまえるときにも、このように、先につかまった子を囮にして、残りを保護します。
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夜はまた、方々の虐待相談に水面下で対応。
虐待やネグレクトの案件が複数あります。
日本には、緊急保護する公的施設がないし、役場やセンターに相談してもまず動かないし、改善されません。
この程度では虐待ではない、と言われてしまいます。いきなりレッドカードは出せない、まずは指導だ、と。
明らかな虐待でも、うやむやにされます。
遺体がある、狂犬病ワクチンをしていない、など、明らかな違法行為があれば、あとは警察に委ねるしかない、となる。
でもその肝心の警察も、動きが鈍く、なかなか動かないのです。今は人事異動で忙しい、とか。
その間に犬猫は、命を落とすか、姿が見えなくなる(脱走か衰弱死か遺棄かは不明)。
結局は間に合わなかったじゃないか、と警察に苦情を申します。
でも警察には響かない。
警察はよく分かっていない。
動物ごときで騒いでいる、と驚くだけ。
本気で助けようとしないのです。仕方ないと最初から諦めている。法律があるのに。
その繰り返し。
だから、警察のことはもう頼らず、淡々と結果を出していきます。
TNRで龍ヶ崎に向かう道すがら、前を行くトラックの荷台に豚が積み込まれ、雨に打たれていました。
日本では、アニマルウェルフェアが大きく立ち遅れています。
特に、産業動物の福祉はなおざりにされてきました。
今年3月のある夜中、静岡県で東名高速上り車線を走っていたら、横殴る氷雨のなかを、牛を積んだトラックが、猛スピードで駆けていきました。
寒い夜。
幌もなく、時速120キロの氷雨に打たれ晒され、牛たちは、その四角い柩の箱から逃げることも叶わず、ただ大きく眼を見開いていることしかできない。
トラックの文字を見たら、宮崎牛でした。
九州の宮崎県から、凍てつく雨に打たれ続けて、静岡からさらに北上しつつあった牛たちの、あの脅える瞳を忘れられません。
さらに、牛らの行き着くであろう屠畜場を考えたら、この世には救いがない、と思わざるを得ません。
福島の警戒区域で息絶えていた牛や豚。
生前も死後も、彼らを畜舎に繋いでいた短い綱。
人間は残酷。
罪深い。
屠殺する、科学的利用、動物実験に使うにせよ、せめて、そこには最低限の福祉的な配慮を。
と、いくら訴えても虚しさがこみ上げます。
動物福祉は、世界のグローバルスタンダード。
だから、東京オリンピックを迎えるこの国にも、世界水準とは言わないまでも、先進国として最低限の、動物福祉法を実現すべきです。
家畜の輸送、屠殺、飼育環境における、最低限の法的な基準が、今こそ求められています。
生産者や運搬者は、理解しておられるでしょうか。
氷雨に打たれ続ける輸送動物。
これを苦痛とともに、眺める消費者が少なからずいることを。