そして厳しい夏を乗り切った今年の10月9日、突然に虹の橋を渡りました。
お見送りから四十九日を迎え、くぅちゃんのお預かり N様より、「くぅちゃんの思い出」を寄稿いただきました。
本日は、くうちゃんの四十九日でした。
私事で恐縮ですが、くうちゃんとの思い出を綴らせて頂きたいと思
長文になりますが、お付き合い頂けたら幸いです。
2018年1月7日、くうちゃんが我が家に来ました。
鹿島14頭のうちの一頭です。
その中でも特に身体の状態が悪く、左後足に大きな腫瘍を持ってい
更に左前足は欠損しており、保護する前はまともに歩けず、隅っこ
我が家に来る前に、担当会員さんのAさん宅で、腫瘍摘出手術後を
身体は綺麗に洗ってもらい、私は「この子は看取りかな…」と思い
我が家に来て最初に驚いたことは、とにかく与えたお水を、すぐに
そして、オチッコの一回の量が半端ないこと!
後から聞いた話ですが、鹿島にいた頃は、お水は与えられてなかっ
ご飯の時のスープが、唯一の水分だったらしいこと。
きっとその反動で、「今飲まなきゃ、次いつ飲めるかわからない!
そして我が家で暮らし始めてからしばらくは、触ろうとすると首を
なので、当初はなついてくれるかどうか、かなり不安になったもの
2月になろうとした頃でしょうか…朝起きると、クゥンクゥン…と
やっと甘え声を出してくれるようになりました!
それはもう、本当に感激で…嬉しくて真っ先にくうちゃんの元へ飛
可愛いクリッとしたお目々で、私が来るのを待っていてくれました
抱きしめようとしましたが、まだそこまでではなく…焦らないよう
そんな中、ある事件が起こりました。
動物病院に連れていく際、夜だったせいかくうちゃんがパニックを
それでもリードはしっかり掴んで、とにかく病院へと運びました。
私も病院へ行って処置をして頂き、家へ帰ると、くうちゃんは申し
そんな顔に私自身笑ってしまって…。
その後、傷が癒えるまで担当のAさんにくうちゃんをしばらく預か
6月以降…それからが、くうちゃんがとても愛らしく変化をしてい
無表情だったくうちゃんが、少しずつ笑顔のような表情を出すよう
最初はまぐれかな!?暑くなって来たからかな!?…と思っていま
オヤツとかご飯の時に、まずは笑顔が出てきます。
そして、そのうちだんだんと私が近づくと笑顔でこっちを見ていま
あぁ…可愛い!!なんて愛らしいのでしょう!!
最初の頃、なついてくれるかわからなくて悩んでいた私に、教えて
6月中旬くらいになると、笑顔は当たり前のようになり、また、ソ
7月には、オムツを換えようとしていると、まだ呼んでもないのに
その温もりが、今でも忘れられません。
8月の後半には、くうちゃんが私の顔に近づいてくるようになりま
何をするのだろうと、様子を見てみると…ペロッ!…と、私の頬を
これには本当に驚きました!
まさかそこまでしてくれるようになるとは…!と。
9月、Aさんにバトンタッチする時に、エレベーターを乗ろうと抱
その時は涙が出そうになったくらいです。
本当に本当に可愛かったくうちゃんでした。
最初の頃ガリガリで、大きめのベッドの中で縮こまって寝ていたく
ふくよかになると、しっぽも太くなるのだなぁと、改めて実感した
ともあれ、私が帰宅しても起きないくらいに爆睡できるようになっ
今年の夏は暑かったせいか、(ちゃんとエアコンは24℃に設定し
私は仕事があるので、その間はどうしてもオムツは外せない状況だ
(くうちゃんはソフトサークルから出ない子だったのと、ソフトサ
A様宅にて、先住犬たちとも仲良く。
Aさんによると、膀胱炎は薬を戴いてすぐに良くなり、元気になっ
そして、里親希望の方がすぐに現れ、お見合いをする矢先…体調が
点滴をし、一時はなんとか持ち直したものの、10月6日に急変し
あんなに元気だったのに…里親希望の方もすぐに現れてくれたのに
はっきりとした原因はわかりませんが、急性腎不全のような症状が
ただ、Aさんは「膀胱炎はもう治っていたのだし、老犬だったのと
本当にAさんには感謝の言葉しかありません。
大変な時には相談にのって戴いたり、時々家を留守にする際や、怪
里親希望者様よりいただいた供花
また、オムツやご支援物資を送って下さった皆様、その物資を選り
どうか、これからもくうちゃんが居たことを覚えておいて頂けると
ありがとうございました。