茨城県動物指導センター。
ここには100頭近く収容されています。
毎月引き出しされて出られるのは約30頭。
この日に行ったなかで、引き出しされるのが決まっていた犬は1頭だけ。
あとは決まっていないそうです。
犬たちが、じっとこちらを見ています。
みな、連れ帰りたい。慣れていないのもシニアも、みな。生かしたい。
保護場所と、安定したスタッフと、飼養費があるならば。
でも、現実は本当に厳しく、この動物保護活動は、日本の社会にはなかなか理解はされません。
助けてと声が聞こえる。
中で小競り合いをする犬もいます。
ガウガウと。
いくら相性や大きさで部屋を分けても、喧嘩をなくすことは難しいのです。
1頭でも出していかねば。
この、強制収容所から。
集めて殺す、
こんなことは、飼い主の権利の侵害に他ならない、憲法違反のなのです。
なぜ許してきたのか。
今もなぜ全国で許すのか。
国民はだれも望んでいないのに。
動物問題には利権がビッシリ絡んでいる。
狂犬病予防利権。繁殖、販売、展示、実験、食肉。
原発産業と同じです。
動物で儲かる産業や利権団体がある。
命の使い捨てがこの国の経済には好都合なのです。
茨城県は全頭ワクチン接種によりパルボが出なくなり、2017年に条例により避妊去勢に予算がつき、ボランティアが引き出しやすくなりました。
ここ一年、職員さんの意識が激変しました。
個々の職員さんが、ぐっと良くなり、生かすために現場で非常に努力されています。
こうなるまでの闘いのつらさは繰り返しません。まだまだやらなくてはならないことが山積みです、解決には遠い道のり。
喧嘩する犬や衰弱している犬は個別房に。
みなワクチンをしています。
避妊も去勢もセンターで行っています。
どうか皆様のご家庭に迎えて、一頭でも助けて頂きたいのです。
センター引き出しの犬猫を貰い受けたいという方は、当会までご連絡ください。当会の譲渡規定に則した審査のうえ、里親希望者リストを作り、センターから順次出していきたく思います。
慣れないお母さん犬と子犬9匹。
4月12日に八千代町からセンター収容。
触れない野犬のお母さん、でも手から食べるまでにスタッフさんが慣らしてくださいました。
4.23 お迎えに行き、龍ヶ崎ドリームハウスのトリマーさん兼ペットホテルさんに、離乳までのお預けをしました。
今夜から、二階のお部屋で母子をお世話くださいます。
お母さんの心が開くように、優しく接したいとお話しされる中山代表。
これまでも子犬たち、トイプードルしろちゃんのお預かりボランティアを引き受けて下さってきました。
この八千代町の子犬たちの里親希望者様も今から募集しております。
お母さん犬も、離乳したら、会で粘り強く馴らしと譲渡を進めていきます。
どうか、センターでも頑張って子育てしているお母さん犬のこともお心に留めて下さいますように。子犬だけ救い、母犬は離乳したら処分、はあり得ません。母子が救われるよう、お願い致します。