「8週齢未満規制」に関する海外の情報や科学的知見に基づくデータを広く募集しています。
情報がございましたら、全国動物ネットワーク事務局までお知らせ下さい。
We are looking for the academic knowledge and data, based on professional and scientific studies by vets or animal behavier study groups about the worldwide legal regulation " The puppies and kittens under 8 weeks of age cannot be separated from their mother and brothers for their fisical and psicological growth".
If you have any data and information, please contact us, the Animal Network Japan's office.
皆様からよせられた情報を掲載させていただきます。
ご協力に感謝申し上げます。
動物愛護管理法改正に関連する幼齢動物の取扱についてのアンケート結果速報(動物愛護・環境保全委員会)
*対象:日本小動物獣医師会会員獣医師
ブログ「ジュルのしっぽ」さんより
http://blog.goo.ne.jp/jule2856/e/923c978512f0704e29e3e41ffbc78efc
A様からの情報です。
アメリカの動物行動獣医学者Karen Overall教授から、「社会化期に関する最新のスタンダードになり得る研究報告」として紹介されたレポートを送信させていただきます。
「Prevalence of owner-reported behaviours in dogs separated from the litter at two different ages」
CAN (Comportamento Animale Napoli) ,Naples, Italy.(2011)
タイトル/兄弟から離された週齢が異なる犬における問題行動の有病率調査
「30〜40日で親や兄弟から引き離された子犬」と「60日で引き離された子犬」が、成犬(18週齢〜7歳)になった時、どれのくらい問題行動に差が出ているのかを、アンケート追跡調査した研究結果です。
60日齢で親や兄弟から引き離された犬と、30〜40日で引き離させた犬では、破壊性及び吠えぐせが3倍、見知らぬ人への攻撃性は5倍、散歩時の臆病性は7倍、尻尾チェイスは10倍、問題行動が発生することが研究で明らかにされてました。
また、16種類の問題行動について、性別・不妊手術済みか否か・大きさ(3サイズ)・
純血種かミックス犬かといった特性で分析されているのですが、これらの特性と問題行動との関連性は、認められませんでした。
なお、この調査は現在も継続されており、今後、更に質量とも高めていく計画だそうです。
フランスの高等教育研究省と農業水産省で出している動物実験に関する憲章
http://www.bercy.gouv.fr/directions_services/dgccrf/
documentation/fiches_pratiques/fiches/animal_compagnie.htm
情報提供:フランス在住K様
ご提供者:国立市MO様
ドイツの多くのペットショップは、Zentralverband Zoologischer Fachbetriebe Deutschlands e.V. (ZZF) とよばれる、ペットやペット関連商品を取り扱う連盟に属しており、この連盟では動物保護法にのっとり、動物を生き物として正当な扱いをすべきだと悪徳販売を規制すべく、1991年に販売するペットの最低飼育条件などを自ら決議し発表しました。
例えば、犬の販売は自粛すること、猫に関しては、純血種の猫の販売だけに限り、猫用に最低でも5平米の大きさの部屋を用意すること(同年齢のネコ5匹まで)や販売時の最低年齢(生後16週)などです。
これを機に、ドイツのペットショップで子犬や子猫をみかけることがほとんどなくなったといえます。
実際には動物愛護の精神からだけでなく、さまざまな条件を満たすのに出費がかさみ、思うような利益が得られないためにペットの販売を中止したお店があることも事実でしょう。
その後、『動物保護法』に加え、2001年に『犬の保護条例』が定められ、かなり詳細に犬の飼育条件が決められました。
これらの条件の下で犬を扱うことはペットショップではかなり無理があるため、ペットショップから犬の姿は完全に消えたといっても過言ではありません。
ところで、2004年にドイツのデュイスブルク(Duisburg)に世界でも最大(8000平米)といわれるペットショップができました。
このショップはZZFには属しておらず、その名も 『Zoo Zajac』 というぐらいで、ワニからナマケモノに至るまでまざまな動物が販売されており、実際ここを訪れた外国人は、ここを動物園だと勘違いするかもしれません。
実はこのペットショップで、2008年ごろから生後8週間ほどの子ネコが販売されるようになり批判の声が上がりました。とりわけ、他の兄弟猫が全部売れてしまい、最後に1匹だけ残った子猫が寂しげにいる写真が公開され、動物保護法にふれるのではないかと抗議の声が強まりました。
しかし、ソファーなども置かれた30平米ほどの充分な広さの部屋に、キャットタワー、隠れ場所、トイレなども適切に設置されていること、実際子ネコは短期間で売れていくことがほとんどであるという理由から、動物愛護団体などの反対にもかかわらず、現在も子ネコは販売されています。
それだけ需要があるということでしょうか。
そしてこのショップでは、2011年秋に子犬の販売も予定しているらしく、現在これに反対する署名運動が進行中です。
動物愛護の進んだ国ドイツでは、もちろん地域のティアハイムとよばれる動物保護施
設から動物を引き取っていく人がたくさんいます。
しかし、どこの国でも、動物の権利を守るために積極的に協力、そして活動する人がいる一方で、動物を虐待したり、適していない条件の下でお金儲けだけのためにペットを繁殖・販売する悪質な動物取扱業者、そしてそれを買う人間がいることも事実です。
需要がある限り、悪質なペットの売買がなくなることはありません。
まずは、ペットを飼う前に、ひとりひとりが冷静に真実や事実を見極める必要があり
ます。
http://www.geocities.jp/talismankatze/mensch_tier3.html