6月27日に田嶋要 原子力災害現地対策本部長より「警戒区域内で集中的にペット捕獲を始めます。ボランティアの力をお貸し下さい」という情報がありました。
それに伴い、年齢制限なしの動物救援隊の募集も開始します。
福島県警戒区域に取り残された動物の現状にについては皆さんもご存知のとおり、悲惨極まりなく救命に一刻の余裕もありません。
餓死、衰弱死、事故死を防ぐためには、定期的な給餌給水、圏外への連れ出しの必要があります。
この方法は民間人の立ち入りが禁止されている現在、限られた人数の福島県職員と獣医師が厳しい環境下で行っておりますが、残されている動物の数に比してごくわずかの成果しか見込めていません。
このまま、県職員と獣医師によって効率よく作業を行うことが困難な状況が続けば、警戒区域に残されている数千匹の犬猫の命が失われることなり、被災者である飼い主の心身に生涯癒すことの出来ない傷を与えるとともに、わが国は史上最悪の動物虐待国としての汚名に甘んじなければならなくなります。
このような事態を避け、全頭保護という目的を達成するためには高度な動物保護技術を結集した体制を作り稼動させることが必要です。
汚染された環境下での効率よい安全性の高い保護、給餌給水活動のためには、訓練された有能な作業員を用意しなければなりません。
また、現在のように限られた人数の若い職員や獣医師が繰り返し作業を続けることには賛成しかねます。身体の面でも生活面でも最も放射能被爆の害が少なくて済み、しかも長年動物の保護活動の経験を持ち、警戒区域指定以前にも現場で活動してきたシニア世代が力を結集し活動する局面を迎えているのではないでしょうか。
まず、私たち自身がこの作業を担当する意思のあることを表明し、経験と技術のあるシニア動物救援隊として警戒区域の動物の救護にあたることを提案し申し入れたいと思います。
◆当面次の事を提案します◆
本プロジェクトが実現し警戒区域内で活動できるよう国や関係各所に申し入れを行いますが、必ずしも実現できるという保証はありませんことをご了承下さい。
また、進展に応じて様々な面への活動を広げていくかもしれません。少しでも実現の可能性を求めて広く世間にアピールして頂く事をお願い致します。
隊員、予備隊員合わせて300人を目標としております。応援していただける方は1000人を目標としています。当ネットワーク参加団体以外の個人の方にも広く参加を呼びかけて頂きますようお願い致します。
動物保護団体だけでなく個人の方でもよいので、皆様の周囲の方にお声かけをお願いできましたら幸いです。
◆シニア動物救援隊・予備隊・動物救援隊に応募、賛同いただける方◆
Mail:Fwin5675@nifty.com
FAX:029-851-5586
郵便:〒305-8799 筑波学園支店どめ
Mail、FAX、郵便で以下にご記入の上、当ネットワーク事務局までお送り下さい。
2011年6月 日
□福島県警戒区域シニア動物救援隊に賛同し参加します(60歳以上)
□福島県警戒区域シニア動物救援隊に賛同し予備隊員として応募します
□福島県警戒区域動物救援隊に賛同し参加します(年齢は問わない)
□福島県警戒区域シニア動物救援隊に賛同し応援します
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